どーも、はたけのです。
僕は不安障害という病気になったことがあるんですが、その診断と体に合う薬の処方にたどり着くまで3件もの心療内科を渡り歩きました。
そんな心療内科行脚のなかで、どうやっていい医者を見分ければよいのか自分なりの条件を見つけました。
名医の条件を5つに整理し、記事としてまとめていきます。
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目次
心療内科の名医に出会える5つの選び方
条件1.初診の際の所要時間が長い
初診の最大の目的は、患者の状態を把握することにあります。
なので、医師や臨床心理士と話す時間がかなり長めに設けられます。
所要時間が30分以上、場合によっては1時間以上とられることも。
ただ、心療内科次第で、どの程度の時間を要するのかは変わってきます。
私のがかかった病院の場合、20分~1時間以上と、かなり幅がありました。
また、会話以外にも心理検査を受けることになります。
初診では、初対面の医師に対して、的確に自分の症状を伝えなければなりません。
もちろん相手はプロですから、こちらの話を聞き出そうとしてくれますが、あまりうまく話せない方もいるでしょう。
そういった点を考えれば、とにかくこの初診は長い時間をかけてくれる医者のほうが間違いないです。
条件2.初診が完全予約制
上に書いた、「初診の際の所要時間が長い」ことなんて、行ってみないと分かりませんよね。
それを見分ける方法が、初診が完全予約制になっているかどうか。
所要時間が的長くなる初診は、完全予約制になっているケースが多いのですが、中には「当日初診OK」と謳っている医院もあります。
たしかに当日初診を受け付けてくれるのはありがたいのですが、そんなケースではどうしても短時間になってしまうことが多く、充分な診察を受けられないことがあります。
それを防ぐのが初診の完全予約制。
予約をしてまできてくれる患者さんには、クリニックも相応の長い時間を用意して待っていてくれますよ。
条件3.簡単に薬を出さない
心療内科で出される薬は、副作用が比較的強めのものが多いです。
そんな薬を簡単に出されてしまうと、飲む側としては不安です。
その意味でも、上に書いたように初診は強い意味を持ちますし、初診にしっかり時間をかけてくれる病院のほうがいいでしょう。
初診のカウンセリング、心理検査、場合によっては血液検査なども行ったうえでやっと薬が出てくる……そんな病院のほうが私は信頼できます。
お金は多少多めにかかってしまうかもしれませんし、なかなか診断が固まらないことに不安になる方もいるでしょう。
それであっても、診断を確定させるのに時間と手間をかけてくれる病院のほうが、治癒は早いことが多いと思います。
条件4.ネットの口コミがいい
ストレス社会と呼ばれるこのご時世、心療内科には多数の患者さんがかかっています。
つまり、それだけ口コミの数も多いということです。
必ずしも信頼できるものではないとはいえ、口コミの数が多くなればなるほど、その信頼性も増していきます。
もしあなたが気になる病院があるのなら「〇〇クリニック 口コミ」というような形で調べてみてはどうでしょうか。
みなさん赤裸々な意見を書いていて、病院選びの参考になることは間違いありません。
条件5.「精神保健指定医」である
「精神保険指定医」とは、医師の国家資格であり、一定の実務経験と、指導医の下で患者診断のリポートを提出した医師に与えられるものです。
つまりこれを持っていれば、一定の信頼ができる医者ということになりますね。
また、開業医師がどの科(内科、外科、心療内科、精神科など)を標榜するかは医師個人にゆだねられています。
なので、「心療内科」をうたっていても、本当にそこの医師が心療内科の専門家なのかは分からない、ということですね。
「精神保健指定医」は、医師が精神科の専門家であることを指す、重要な指標になります。
「精神保健指定医」かどうかは、病院のホームページなどに記載されているので、確認してみてください。
自分に合う医師を見つけよう
心療内科は、医師との相性が非常に重要です。
いくら当日に見てもらえるからといって、相性の悪い医師にあたってしまっては元も子もありません。
また、いくら名医でも人によって相性が異なるケースもあります。
”あなただけの名医”を見つける必要があるのです。
なお今回書いた5条件は、あくまで私にとっての5つの条件です。
傾向としていい医者にたどり着ける可能性が高くなるとは思っていますが、100%でないことはご了承ください。
あなたにとってベストな医師に巡り合えるをことを祈っています。