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脱・誤植! 雑誌編集者が実践している校正手順7ステップ

便箋とペン

プロの編集者でなくとも、ブログなどの文章を書く人であれば、校正を必ずすることになりますよね。

 

文章をより読みやすく、誤植がないか確認する作業ですが、ただ文章を読み直すだけになっていませんか?

僕が出版社で働いていたときの経験から、校正の効率を上げ、ミスを減らすための方法をお伝えします。

校正の基本:固有名詞やデータは絶対にミスれない!

校正の手順をお伝えする前に、知っておいてほしいポイントを書いておきましょう。

それは、「固有名詞やデータの誤植は絶対に出してはいけない」ということ。

 

というのも、これらが間違っていると記事の意味がなくなってしまうからです。

人名や商品名など、本や雑誌で間違いがあればクレームが入りかねませんし、これがウェブの記事であってもSEOに悪影響が出ますよね。

これは絶対に避けなければいけません。

 

また、データやスペックに誤植があれば虚偽記載になってしまいます。

せっかく記事を出すのですから、どんなメディアであっても正しい情報を提供したいものです。

メディアの信頼性にも影響してしまいますからね。

 

というわけで、校正作業において大事なのは「固有名詞やデータに誤植を出さない」ことというのをまず認識してください。

文中の文字がかぶっちゃった! なんてケースは誰が見ても誤植とわかるかもしれませんが、これらの間違いは本当にタチが悪いのです。

 

プロが実践している校正手順7ステップ

ここから紹介するのは、とある雑誌の校正手順書をすこし簡単にしたもの。

プロが実践しているからといって別に難しいものではありませんから、まずはチャレンジしてみてください!

 

1.とりあえず素読みする

記事が出来上がったら、1人の読者になったつもりでサッと読んでみましょう。

まず第1歩です。

 

2.漢字だけに絞って読んでみる

次に、漢字だけをひたすら読んでみましょう。

日本語は同音異義語が多いですから、漢字の変換ミスはとてもよく発生しますね。

そのくせ、パッと読んだだけではわかりにくい誤字も発生しがちなので注意してください。

 

たとえば、松坂と松阪、とかね。

三重県の地名&牛肉は松阪(牛)、デパートは松坂(屋)。

 

京都の石清水八幡宮は、石と書いて「いわ」と読みます。

「岩清水八幡宮」だなんて書かれるのはありがちな間違いです。

 

合っていると思い込まず、「これ間違ってるんじゃね?」という疑いの目を常に持ちながら読むことが必要です。

 

3.数字だけに絞って読んでみる

ゼロがひとつ多かった少なかった、なんてのはありがちなミス。

あるなしでは大違いになってしまうので、気にして読みましょう。

 

数字はデータやスペックなど、絶対に間違えてはいけない要素を表現しているケースが多いので要注意項目です。

 

4.名詞だけに絞って読んでみる

数字の次は、これもまた絶対に間違えられない名詞だけに注目して読んでみましょう。

 

漢字やかな、カナの区別なく、名詞の表記が正しいか、入念にチェックしてください。

横文字表記などで合っているかどうかわからなければ、ググってみるのとよいでしょう。

 

5.画像だけに絞って読んでみる

これまで文字だけを注目してきましたが、画像もしっかりチェックしましょう。

 

画像の多い記事だと、順番がうっかり入れ替わっているなんてこともあります。

キャプションが間違っているなんてこともあるでしょう。

 

画像の内容、表示位置、それに付随する説明が問題ないか見てみましょう。

 

6.見出しだけに絞って読んでみる

完成に近づいてきたところで、見出し部分だけをもう一度読んでみます。

 

なぜこのタイミングで見出しを見るのか。

2つの理由があります。

 

まずは間違いがあるととても目立ってしまう部分だから。

これはまあ当然です。

 

もうひとつの理由は、間違いがあっても意外と気づきにくい部分でもあるから。

見出しは必ず大きく表示されるので「きっと間違ってないだろう」なんて油断が働きやすいのです。

 

「そんなことねえだろう」なんて考えず、だまされたと思って見出しをチェックしてください。

大丈夫と思ったときに限って間違いがあるものですから。

 

7.最後にもう一度じっくり読む

ここまでくればもうほぼ大丈夫だと思いますが、最後にもう一度じっくり読んでみてください。

画像なども含めて確認しつつ、文章は音読するくらいの速度で読むのがベストでしょう。

僕が新人の頃は、「なめまわすように読め」と言われたのを覚えています。

 

間違いを直している過程で「てにをは」が乱れてしまうことがありますし、直したつもりが新たな誤字を生んでいたなんてケースもあり得ます。

とりわけ、「てにをは」は文章の伝わり方やテイストを大きく左右する要素です。ここでじっくりチェックするようにしましょう。

 

できれば他人の目を通そう

こちらで紹介した校正手順は、「自分ひとりでやること」が前提です。

あなたがもし、他人の手を借りることができるのなら、パパッとでも読んでもらえるように頼みましょう

 

誤植の指摘だけではなく、記事の内容をもっとよくするようなアドバイスももらえるかもしれませんよ。

 

 

はたけの

手順を見直すだけで、誤植が減ります。


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