畑野壮太オフィシャルサイトをご覧いたただき、ありがとうございます。こちらのページでは、インボイス制度に対する私の姿勢と、今後の取り組みについて、お知らせいたします。
適格請求書発行事業者としての登録を当面見送ります
結論から申し上げますと、適格請求書(インボイス)発行事業者としての登録を、私は当面見送ることといたしました。その理由は、制度施行に対して強く反対しているからです。反対署名にも、名を連ねております。
その理由を、以下に説明いたします。
インボイス制度施行に反対する理由
インボイス制度が施行されることによって、免税事業者も課税事業者も大きな負担を強いられることになります。課税事業者と取引のある免税事業者(私たち)は、適格請求書発行事業者として登録した場合、消費税の納税を迫られるうえ、インボイス発行による事務負担が増えます。またクライアント様にとっても、インボイスを処理する経理事務負担が増大します。どちらの目線から見ても単純な負担増です。私自身に加え、クライアント様にも負担がある以上、反対せざるをえません。
また、フリーライター・編集者の末席に座っている立場としても、制度施行に反対です。インボイス制度が施行されると、従来なら免税事業者であった駆け出しフリーランスですら、消費税の納税を迫られることになります。年商が1000万円を超えれば晴れて課税事業者ですが、独立初年からそれほどの年収を獲得するフリーライター・編集者なんて、そうそういないでしょう。
年商が少ないほど、消費税を納めることによる負担は相対的に大きくなります。これでは、将来売れっ子として芽を生やすはずだった才能を、国の手で摘み取ることにもなりかねません。フリーランスとして一人で稼いでいく。インボイス制度がある社会では、そんな挑戦がしにくくなってしまいます。
これはライターや編集者に限った話ではなく、あらゆるフリーランスにいえる話です。デザイナー、カメラマン、アニメーター、漫画家、小説家、芸人、スポーツトレーナーなど、その例を挙げればキリがありません。インボイス制度は、日本に芽生える才能を摘み取り、将来の活力を奪ってしまう制度だと私は考えています。一人の日本人として、施行には反対です。
事業者としても、フリーランスとしても、日本人としても、インボイス制度施行を許すことはできません。そんな制度に対して自らが登録することは、制度の施行に迎合することに他ならないと、私は考えました。NOと言うべきことに対しては、しっかりNOと言いたい。その意思を持って、適格請求書発行事業者としての登録を、見送ることといたしました。
インボイス制度施行にあたってのお願い
誠に恐縮ではありますが、クライアント様には、インボイス制度施行後も従来の消費税額を含めた総額と同額の支払いをいただけますよう、何卒よろしくお願いいたします。
貴社にはご負担をかけてしまうことになりますが、私としましては、記事の付加価値を向上していくことにより、ご恩返しをしていく所存です。そのための新たな試みについて、以下に記載いたします。
記事の付加価値向上のための取り組み
「いい記事とは何か」
この問いに答えることは簡単ではありませんが、おおまかに以下の2点で構成されると考えています。
- 読者にとってー読みやすく、期待した情報が得られる記事
- クライアント様にとってー読者に伝えたい情報を正確に伝えられる記事
上記の2要素を満たすべく日々努力をしておりますが、そのための方法論は多岐に及びます。今回は記事の付加価値向上の取り組みとして、「撮影写真のクオリティ向上」「推敲段階におけるChatGPTの導入による精度向上」の2点を紹介いたします。
撮影写真のクオリティ向上
記事は文章だけで構成されるものではありません。モノ・コトのイメージをわかりやすく訴求するには、写真の力も必要不可欠です。文章と写真は車輪の両輪といえます。
私の記事は取材ものが多いため、写真を現地で撮影することになります。プロカメラマンさんに同伴いただく場合もありますが、写真撮影も私が担うケースが多々ございます。そこでこのたび撮影機材を刷新し、よりクオリティの高い写真を提供できるようにいたしました。併せて、撮影の腕も磨いてまいります。
【使用機材】
カメラ:Canon EOS RP(フルサイズセンサー搭載ミラーレス一眼)
レンズ:RF24-105mm F4-7.1 IS STM
ストロボ:GODOX TT600
※撮影環境に応じて簡単なレフ板なども持参いたします
※レンズについては、今後増やす予定です
作例もご用意しています。ご覧になりたい方はお気軽にお問い合わせください。
手段その2:ChatGPT導入による推敲精度向上
推敲ツールとして、ChatGPTを導入いたしました。有料版のChatGPT Plusを契約し、最新バージョンであるChatGPT4.0を使用しています。推敲段階で“新たな目”を通すことにより、情報の精度や読みやすさを磨いた記事をお届けいたします。
「生成AIに推敲なんてできるのか」と思われるかもしれません。私も初めは懐疑的でしたが、実際に使ってみるとかなり具体的な指摘を得られます。「〇〇な情報を足した方がいいかもしれません」「ここの表現は〇〇に変えた方がいいかもしれません」などの具体的な提案は、クオリティの向上につながっております。それこそ、編集者に記事を読んでもらい、フィードバックしてもらう感覚です。
なお、あくまで推敲ツールとしての導入であって、ChatGPTによる執筆は行なっておりません。記事のオリジナリティは、私の手でしっかり担保しております。その点はご安心ください。
ちなみに、CNET Japan様にて、ChatGPTの有効な使い方を解説する連載の執筆も担当しております。気になる方はぜひお読みください。
記事の付加価値向上について語ってまいりましたが、その付加価値は円滑な進行があってこそのものと考えております。もちろん、その点についてはいままでと変わらず尽力してまいりますので、ご安心くださいませ。
今後とも、よろしくお願いいたします
ここまでお読みいただき、誠にありがとうございました。読者、クライアント様、双方にとって有益な記事を仕上げられるよう、これからも努力して参る所存です。なにとぞ、よろしくお願い申し上げます。