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納得感のある「プロ野球総選挙」の作り方を真剣に考えた

2017年1月8日、テレビ朝日で「プロ野球総選挙」なる番組が放送されました。

プロ野球ファン10000人のアンケートをとり、野手、投手ごとの部門で歴代のプロ野球選手たちをランキング付けをする企画番組です。

 

この番組放送中からTwitterではハッシュタグ「#プロ野球総選挙」がトレンド1位となり、ネット上でも高い注目度を見せました。

その反面、発表されたランキングに異議を申し立てるツイートが数多く見受けられ、視聴者がランキングに賛同していないんだな、ということがにじみ出るタイムラインとなりました。

実際、僕もこのランキングには違和感を覚えていました。

実績がある選手の多くがランク外となっていたからです。

というか、大谷が投手1位で、ハマの大魔神が12位、岩瀬13位なのに、なんで藤川球児がいないんだよ!!!!!!!!!!!(憤怒)

その想いから、どうすれば納得感の高いプロ野球総選挙を作れるのか、考えてみました。

 

プロ野球総選挙のランキングをおさらい

さて、具体論に入る前に「プロ野球総選挙」の放送内容をおさらいしておきましょう。

まずは発表されたランキングの結果からです。

 

「プロ野球総選挙」のランキング結果

野手部門

1位   イチロー

2位   王貞治

3位   長嶋茂雄

4位   大谷翔平

5位   松井秀喜

6位   落合博満

7位   野村克也

8位   ランディ・バース

9位   金本知憲

10位 内川聖一

11位 秋山翔吾

12位 稲葉篤紀

13位 掛布雅之

14位 菊池涼介

15位 ウォーレン・クロマティ

16位 衣笠祥雄

17位 新庄剛志

18位 阿部慎之助

19位 古田敦也

20位 秋山幸二

投手部門

1位   大谷翔平

2位   野茂英雄

3位   稲尾和久

4位   金田正一

5位   田中将大

6位   江川卓

7位   江夏豊

8位   ダルビッシュ有

9位   上原浩治

10位 桑田真澄

11位 黒田博樹

12位 佐々木主浩

13位 岩瀬仁紀

14位 工藤公康

15位 村田兆治

16位 岩隈久志

17位 斎藤雅樹

18位 伊藤智仁

19位 松坂大輔

20位 山本昌

 

なお、上記のランキング以外にも「イケメン部門」が設けられ、ダルビッシュ有、浅尾拓也、大谷翔平などがランクインしていました。

 

Twitterで寄せられた不満の声

10000万人のファンにアンケートをとって作成した今回のランキングに対し、納得しないファンからはTwitterで多くのコメントが寄せられました。

抜粋したモーメントを作りましたので、そちらをご覧ください。

 

 

ハッシュタグ#野球総選挙のタイムラインも、大方が不満の声かそれをなだめる意見で構成されていて、ランキングに納得しているファンが少ないことを物語っています。

なぜ、「プロ野球総選挙」にファンが納得しないのか

「プロ野球総選挙」のランキングが納得されない理由は、大きく分けて2つあると思います。

それは、「選考基準が分かりにくい」ことと「10000人のファンが誰なのか見えない」ことです。

 

選考基準が分かりにくい

各自のファンが「すごいと思う」選手を選んだ結果であるこのランキング。

ですが、「何をしてすごいと思うのか」は選手によって違います。

野手で言えば、長打力がすごい選手、ミート力がすごい選手、守備範囲がとにかく広い選手、とにかくエラーが少ない選手、パフォーマンスが派手な選手……などいろいろな「すごい」があると思います。

今回のランキングはそのすべてをごちゃまぜにしてしまいました。

その結果、実績のある選手がランキングから外れてしまい、納得感を損ねたように感じました。

10000人のファンが誰なのか見えない

もうひとつの理由は「アンケートに答えた10000人のプロ野球ファンがどんな人なのか分からない」こと。

番組を見ていると、プロ野球ファンが集まる居酒屋などでとられたアンケートのように感じましたが、実際それはどこなのか。

プロ野球という題材である都合上、「どこの1万人」に聞いたのか、ということはとても大きな意味を持ちます。

東京だけでアンケートをとれば巨人の選手がランクインしやすいでしょうし、広島でとれば広島の選手、関西でとれば阪神の選手……というように場所が投票結果に大きく影響することは誰にだってわかるはずです。

アンケートを取った場所など詳細なデータをしっかり見せていれば納得したのかもしれませんが……。

獲得ポイントを小さく見せられるだけでは、あまり腑におちないのではないでしょうか。

納得する「プロ野球総選挙」の作り方

僕が考えるには、上に書いた、今回のランキングが納得されなかった理由2つを消し去ることができれば、納得度の高い「プロ野球総選挙が作れる」ように思います。

 

部門を細分化

選考基準を明確にするため、部門を細かく分けます。

野手であれば長打力部門、ミート力部門、走力部門、守備部門、そして総合部門といったように。

投手なら、直球部門、変化球部門、コントロール部門、スタミナ部門、総合部門、という感じでしょうか。

 

部門別のランキングがあれば、実績があるのにランクインしない選手を減らすことができます。

選手の何がすごいのかが一目でわかるようになりますから、プロ野球をあまり知らない方にも選手のすごさが伝わりやすくなるようにも思います。

尺の問題があるのなら、総合ランキングだけ番組内で発表し、部門別ランキングは番組ウェブサイトで発表するという形でもよいでしょう。

 

プロ野球選手100人が部門別にNo.1の選手を選ぶフジテレビの企画「100/100」というものがありますが、これの超拡大版のような形で、プロ野球総選挙を作ることをイメージしています。

アンケートを全国で開催、開催場所や回答者の年代を明示

番組には予算の都合もあるでしょう。

しかし、アンケート結果に場所の影響が出やすいジャンルである以上、アンケートは全国で、最低限でもすべての球場がある都市で実施するのがフェアだと考えます。

オールスターのファン投票のように、シーズン中の球場内でアンケートを募集するのがよいのかもしれません。

またどの都市でどれほどの有効回答があったのか、番組内でもウェブサイト上でもそれを明示することができれば、良いでしょう。

 

個人的には都市や年代にどんな選手が支持されているのか見てみたいですし、それが実現すればコンテンツとしてもより大きなパワーを持つと思います。

特に、年代別の総合ランキングは見てみたいですね!

おわりに

僕自身は、「プロ野球総選挙」という企画そのものは素晴らしいと思っています。

ただ、やる以上は公平性や納得感のあるものにしてほしいなと思い、テレビ局側の都合は無視してこのような記事を書かせてもらいました。

「プロ野球総選挙」が息の長い企画になり、今後も続いていくよう願っています。

 

以上です。

早目にアップしたかったので書きたいことだけ書いて公開しました。

説明が不十分だったり、必要なことがあれば、後程追記します。

(1/9 すこし追記しました)


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