仕事

就職前に知っておきたい、編集者・記者・ライターの決定的違い

文章系の仕事を探していると、「ライター・記者・編集」ってひとくくりにされていることが多いです。

 

求人応募となるととりあえず応募してみようだなんて思ったりするでしょうが、あなたにはこの違いが説明できるでしょうか。

僕自身が出版業界で働いた経験から、実務レベルでの違いをお伝えします。

違いは、業務のウエイトをどこに置くか

この3者の違いはズバリ、業務のウエイトをどこに置くかにあります。

それを説明するために、まずは記事がどうやってできるのかを考えてみましょう。

 

記事ができるまでに必須な3つの過程

紙にしろWEBにしろ、記事ができるまでのプロセスはざっくりこんな感じです。

省いているものもありますが、この3つがないと記事は成り立ちません

 

1.記事を企画する

どのような人やモノをネタにするのか、どんな視点で書くのか、どんな構成にするのか…など

 

2.現場を取材をする

ネタにするモノを使ってみる、人に会ってみる、イベントに行ってみる…など

 

3.文章を書く

当初の構成に沿いながら取材したものを文章化する

 

ほかにもデザインなどの工程はありますが、極力単純化して書いてみました。

編集者・記者・ライターの違いは、上の1,2,3のどこにウエイトを置くかが異なるのです。

どれがどれかわかるでしょうか。

 

答え合わせしてみましょう。

 

編集者・記者・ライター、それぞれの仕事

1.ひたすら記事の企画を考える「編集者」

 

記事の企画を最初に考えるのは、(基本的には)編集者です。

僕の先輩が「企画を考えなくなったら編集として終わり」だと言っていたことがありますが、その言葉の真意はがここにあります。

 

何を出せば売れるのか、読まれるのか、編集者は常日頃から考えています。

編集者に求める人材像として関心の幅が広い人とされることが多いのは、「如何に多くの企画を考えられるか」という幅の広さを求められているからなんですね。

 

2.現場に行って記事のネタを取材する「記者」

 

僕は、記者を“現場第一主義者”と思っています。

面白そうなイベントがあればとりあえず参加、事件があればそこに行って聞き込み、週刊誌記者だったら芸能人のスキャンダルを追ってフライデー。

 

とにかく現場。

編集が考えた企画をもとに、現場を追いかけるのが記者の役割です。

 

3.記事を文章化する「ライター」

 

企画と取材だけでは記事はもちろん完成しません

書くという工程が不可欠ですね。

 

そこを担うのがライター。

編集経験者の僕でもびっくりするのですが、取材をせずひたすら文章を書くだけのライターだっているんです。

 

インタビューの音声を渡されて、文字起こしと記事化を担うこともあります。

文章を書いている本人はインタビューをしていないわけですよ。

それでもいい記事を書けるライターさんは、知識や文章力があるのだと思います。、

 

仕事のスタイルは会社や人次第

 

ここまで徹底的に分けて書きましたが、ここに書いた例は「編集者」「記者」「ライター」が完全に分業した場合のこと。

本当にいい記事を作るためには、編集者が現場に行って取材することもありますし、記者がライティングを担う場合ももちろん多いです。

 

たとえば、記者は取材とライティングを両方担うことのほうが普通でしょう、でも取材しない記者はいません。

それと同じように、記事の企画を考えない編集者もいませんし、記事を書かないライターもいません。

しつこいですが、編集者なら必ず企画を考えるし、記者なら必ず現場を取材する、ライターなら必ず文章を書くのです。

 

実際にどこまでやるのかは、その人個人の仕事のスタイルや勤める会社次第ですが、必ずすべきことは決まっています

あなたがしたいことは「企画」なのか、現場で「取材」することなのか、「書く」ことなのか

 

これらの職業に就く前に考えてみるとミスマッチを防げると思います。

 

 

はたけの

小さいようで、大きな違い。