日本酒、おいしいですよね。僕も大好きです。
ただ、いつも飲んでいるとお金がかかってしまうのが辛いところ。
そこで、うまくて安い、僕もヘビーローテーションしているお酒のなかから、一升瓶で2000円前後と割安のものを5本ピックアップ。
「これ名前聞いたことあるけどこんなに安かったの?」
おどろきながら読んでもらえると幸いです。
※価格はすべてAmazon、2018年2月12日時点での表記です。
目次
うまいのに安い! 味と価格を両立した高コスパ日本酒5選
1.新鋭の蔵元が醸す、食卓の万能選手
紀土 純米酒(平和酒造・和歌山)
一升瓶 1944円
「紀土」と書いて「キッド」。
和歌山の地で、若い蔵人によって醸される、香り豊かな純米酒です。
香りはフルーティながらも、すっきりした味わいが印象的なこのお酒は、冷でも熱燗でも楽しめる万能選手として食卓を彩ってくれます。
ちなみに、こちらの「紀土」、純米大吟醸でも3000円前後で購入できるため、純米酒とともにかなり高コスパなお酒なんです。
価格の安さは「若い人にもたくさん飲んでほしい」という意図からとのこと。ここはその心をくんで、おいしく飲ませていただきましょう。
2.超有名銘柄が驚きの価格で!

九頭龍 逸品(黒龍酒造・福井)
一升瓶 1750円
九頭龍といえば、純米大吟醸なら1升1万円ほどもする超高級酒のひとつ。
その廉価版ともいえるのがこの「九頭竜 逸品」です。
日本酒のランクとしては普通酒なのですが、国産の酒造好適米(酒造りに適した米)のみを使用して作られており香りも十分楽しめます。
味わいは辛口で、うまみはありつつもスッキリ感が印象的。
九頭龍が2000円以下で飲める!といえば、飛びつく酒通も多いのではないでしょうか。
3.新規開発の米の味をじっくり楽しめる

上喜元 純米 出羽の里(酒田酒造・山形)
一升瓶 2149円
この酒の大きな特徴としては、なんといっても80%の精米歩合。
つまり、お米をあまり削らずにお酒の原料にしているのです。
そのため米の味を感じられる、濃厚な風味に仕上がっています。
その米もただの米ではなく、山形県で新たに開発された酒造好適米「出羽の里」。
「出羽の里」は、通常ならもっと高い価格帯のお酒に使われる米であり、この酒の高コスパぶりを物語っています。
辛口のスッキリ感と、口の中で広がる米の味わいを楽しめる一本です。
4.温度による味の違いを堪能

美丈夫 特別本醸造(濱川商店・高知)
一升瓶 1660円
特別本醸造ながら、米を吟醸酒と同じ基準にまで磨き上げ、クリアな味わいを実現した「美丈夫 特別本醸造」。
開発コンセプトとして「燗してうまい食中酒」を掲げてつくられたお酒なので、燗との相性は格別!
ぬる燗で飲めば、味がほわほわほわーっと広がる感覚が楽しめます。
一方、冷で飲んでも、このお酒本来のスッキリ感を楽しむことができます。
日本酒の魅力のひとつである、温度による味の違いを愉しめる1本といえるでしょう。
5.香り高さとバランスの良さが際立つ1本

喜久酔 特別本醸造
一升瓶 2160円
特別本醸造ながら、吟醸香にも似た香りが特徴の「喜久酔 特別本醸造」。
程よい口当たりはどのような料理にも合うため、食中酒としては最適!
個人的には、魚の塩焼きなどと合わせて飲むのが好み。
辛口でとてもバランスの良い素直な味であるため、冷でも燗でも楽しめます。季節によって温度を変えてみるのもよいでしょう。
また、冬季限定の「喜久酔 しぼりたて」は特に人気。飲める機会があればぜひ試してみてくださいね。
番外編:低アルコール日本酒のパイオニア

一ノ蔵 ひめぜん(一ノ蔵・宮城)
一升瓶 2447円
1988年に開発された、「一ノ蔵 ひめぜん」は、当時としては珍しい低アルコール日本酒でした。
現在では「一ノ蔵 ずず音」や宝酒造の「澪」など、多くのブランドが生まれている低アルコール日本酒ですが、そのパイオニアとなったのが「一ノ蔵 ひめぜん」です。
開発から四半世紀以上が経過し、リニューアルも経た現在のひめぜんは、果実のような甘酸っぱさが特徴。
より甘みが際立った「ひめぜん きりり」、梅酒テイストの「ひめぜん 梅」もラインアップに加わったいま、「ひめぜん」は日本酒のすそ野をより多くの人に広げてくれるお酒といっていいでしょう。