「痩せようと思いたったのにいつも三日坊主……」
ダイエットに挫折はつきものです。
僕はかつて、7ヶ月で18㎏というなかなかに激しいダイエットに成功したことがあります。
それは、一朝一夕でできるような簡単なことではありませんでした。
一念発起のスタートと、長期間の継続。
減量生活をはじめて、続けるための秘訣を整理してみました。
目次
「やる気の源」と「良い環境」でスタートダッシュ!
まずは、ダイエットスタートに必要なものから考えます。
先にポイントだけ書いてしまうと、「やる気の源」と「良い環境」の2つを整えるということです。
やる気は環境が合わさってこそ持続します。
三日坊主で終わってしまう理由は、やる気が不十分なのかもしれませんし、やる気十分でも環境が整っていない可能性もありますね。
これらは人それぞれ違うものになるでしょうが、僕の場合は何がやる気の源で何が良い環境だったのか、紹介します。
僕のやる気:「人権を取り戻す!」という決意
細マッチョがもてはやされる今の時代、デブには人権がありません。
僕はいじられキャラなのでよくそれをネタにされるのですが……
「カンニン〇竹山にしか見えない」
「子豚ちゃ~ん♡」
「やせないと彼女できないよ(笑)」
などと、仲の良い友人たちにすらひたすらネタにされるんですね。
2014年秋(ダイエットを始める8ヶ月ほど前)には当時の恋人と別れたうえ、それ以降彼女がいなかった僕。
「デブでだから彼女ができない」なんてことを言われると余計に腹が立つわけですよ。
もしも太っていなかったら僕の人生はどれほどバラ色になるのか!
人権を取り戻す!
この思いだけで行動を起こせたわけではありませんが、心の奥底でくすぶっていたこの“人権意識”こそ、やる気の源泉でした。
僕にとっての良い環境①:ホワイトな部署への異動
2015年7月、僕が当時勤めていた出版社内で異動がありました。
それまでに残業マックス130時間な激務過ぎる編集部にいた僕はもう小躍り。
10:00-19:00のスーパーホワイト勤務を手に入れたのです。
自分の時間ができる喜び。
どうせならなにかはじめよう。
でも、時間的余裕だけではダイエットに直結しません。
もうひとつ、“起爆剤”となった存在があったのです。
僕にとっての良い環境②:家近くに24時間ジムがオープン
拍子抜けするでしょうが、僕の起爆剤はこれ。
自分の家から最寄り駅までの最短距離ルート上に、話題の24時間ジム「Anytime Fitness」ができたのです。
しかも超お得な入会キャンペーンをやっていて……。
「今を逃したら僕の人権は一生取り戻せない!」
「今なら時間がある! 本当に今しかない‼」
「いつやるの? 今でしょ!」
でかでかと輝くAnytime Fitnessの看板。その幕が下りたオープン初日、家に帰った僕は速攻でWEB入会を済ませていました。
勢いって大事です。
最後にもう一度書きますが、ダイエットのスタートダッシュに必要なのは「やる気の源」と「良い環境」の2つです。
僕のケースでは、会社内の異動やジムのオープンといった偶然が味方してくれました。
あなたにとっての「やる気の源」と「良い環境」はなんでしょうか?
考えてみてくださいね。
「できることをやる」「たまに息抜き」で停滞期を乗り切る
いくらやる気と環境がベストなものであっても、減量生活はつらいことに変わりありません。
なかなか体重が減らなくなる、いわゆる停滞期はいつかやってきますし、減量の継続そのものがしんどくなって途中でやめたくなる瞬間もたびたびやってきます。
必ず起きてしまうことなので事前に対策しておかなければなりません。
そこで僕かがかげる停滞期を打ち破るためのコンセプトは「できることだけやる」「たまに息抜きをする」の2つです。
僕にできること①:ライフログを毎日欠かさず付ける
僕が最初のメニューとして取り入れたのはこれでした。
「Simple Diet」というライフログアプリを導入して、毎日入浴後の体重を記録したんです。
このアプリ、結果を詳細なグラフにしてくれますし、なによりユーザーインターフェースが見やすい!
途中からは体脂肪率の入力もスタートして、欠かさず続けていきました。
1回5分もかからないので簡単に始められますし、小さいことから始めることでこれからスタートする様々なルールを習慣化しやすくなります。
日々右肩下がりになるグラフを眺めれば、モチベーションの管理にも一役買ってくれます。
ダイエット生活のスタートとして、ライフログはうってつけなんです。
ちなみに、ライフログアプリは、最終的にタニタさんの「Health Planet」乗り換えました。
こちらは、タニタの体組成計であれば入力の手間が省けるというのが最大のメリット。
ライフログアプリのレビューも、後々記事にしていく予定です。
僕にできること②:食べる量は減らさない糖質制限のルール
ダイエットをスタートした僕は、なんでもかんでも手を出すのではなく、注力することを決めました。
まずひとつは糖質制限。
とはいっても炭水化物を完全カットするのは大変なので、下のようななんとなく達成できそうなルールを決めて自分に課していきました。
・自宅にいるときは炭水化物禁止。白米や小麦製品を千切りキャベツに置き換える
・昼ご飯は基本的に「サブウェイ」で食べる。ただしジムに行く日は昼食のラーメン or つけめんを並盛に限り食べてOK
・間食や夜食は、カロリーゼロのもの、または千切りキャベツに限り無限に食べてOK
自宅にいるときは千切りキャベツをとにかく食べ続けました。
でも続けるために食べる量は減らしませんでした。
自分を縛りすぎると続けるのがつらくなりますからね。
僕にできること③:週2日だけジムでしっかり運動
正直、運動はそれほど得意なほうではないので、とにかくメリハリをつけるようにしました。
・ジムに行くのは週2回。「上半身の筋トレ&有酸素運動」「下半身の筋トレ&有酸素運動」の日に分ける
・ジムワークは「ウォームアップ→ストレッチ→筋トレ→有酸素運動→ストレッチ」の順番にする
・ジムワークは、中2日か3日は必ず間をあけて体を休める
運動のルールも少なめです。
そのかわり、決めたことは守る。
やることさえやっていれば結果はついてきました。
ちなみにジム以外での運動は、「ポケモンGO」のために歩くくらいしかしていません(笑)
息抜き①:飲み会を絶対に断らない
世ののんべえ諸氏のために、酒を飲んでも痩せられることを僕が証明しました(笑)
というのも僕もお酒が大好きで、人と楽しく飲む機会だけは絶対に断ちたくなかったのです。
それでも最も好きな日本酒を我慢して、焼酎やウイスキーなどの蒸留酒をよく飲むようにしていました。
日本酒やビール、ワインといった醸造酒は糖質が高い傾向にあるためです。
この息抜きルールがあったために、ダイエット期間中でも週2回くらいは外で飲んでいた気がします。
「ああ、いい酒飲んだ。また頑張ろう」
この気持ちが明日以降のやる気を生むのです。
息抜き②:減量のための先行投資は惜しまない
ダイエットにかかる諸費用はまあまあ高いです。
僕の場合はジムの費用が月8000円ほどしましたし、プロテインやアミノ酸サプリなどを導入するとさらにかさんでいきます。
でも、僕はこれらの費用を惜しまず出すようにしていました。
なぜなら、自分への先行投資だからです。
サプリメントはどの程度結果に影響しているのか明確にわかりませんが、「お金かけているし頑張ろう」という気になれるんです。
だから気になったものはまず試していましたね。
ちなみに。上でサプリメントのことを少し悪く書きましたけど、クレアチンは明確に効果を感じました。
これは後日別の記事にしようかなと思います。
息抜き③:1人ナルシスト芸をする
急ですが、僕には自虐癖があります。
悪いことがあると悪くなくても「ごめんなさい」って口走っちゃう典型的日本人です。
そんな僕ですが、やせるためにと思ってナルシストのモノマネをしていました。
でも、上裸の写真をSNSにアップして自慢していたわけではありません。
日々の体重測定ついでに鏡の前で自分の裸を眺める、力こぶをつくってみるとか、ちょっと気持ち悪いことをする程度です。
なんでこんなことを始めたかというと、ダイエットの成果を自分の目で確認して、「うおおっ!」ってなりたいから。
自分の成果を自分にアピールして、「気持ち悪いなー」と思いつつも「先月よりさらにやせた俺カッコイイ」という意識に浸っていました。
ダイエッターのためのナルシスト入門もいずれ書いてみたい話です。
あなたなりのベストを見つけましょう
この記事に書いたダイエットルールは、僕なりのものにすぎません。
それに、これをやったのは2年前の話。今からまた減量をスタートするとしたらこのルールもすこし変えることになると思います。
人それぞれ、そのときのタイミングで体調やモチベーションも違いますからね。
あなたなりの、やせるためのやる気と環境、そしてベストなルールを見つけましょう!